【社会を知る】早期離職・転職について

 

○【本日の目次】

・現在の転職市場

・早期離職とは

・転職について

・まとめ

 

 

○【現在の転職市場】

 

現在の日本の転職市場について、

知っていますでしょうか。

 

2020年の入職者数は、2019年と比較して、

約130万人減少しました。

※2020年入職者数:710万人(新規入職者241万人・転職者469万人)

※2019年入職者数:844万人

 

このデータは、良くも悪くもないといったところでしょうか。

 

背景としては、新卒入職者が緩やかに減少していること、

転職者数が少なくなってきていることが表れています。

 

 

 

2013年から2019年にかけて、パートタイム労働者を中心に入職者が増え、

上記グラフからも分かる通り、

入職者が転職者を上回る入職超過の状態が続きました。

 

コロナ情勢を機に、2020年より新たに労働市場に参入する人が減少しています。

これには、前記事の有効求人倍率のデータからも分かる通り、

採用枠の低減や、容易に現職を手放せない状態が背景にあるためだと推測できます。

 

○【早期離職とは】

 

早期離職とは、

採用した社員が、3年以内に離職することです。

 

皆さんは、大卒就職者の早期離職率は知っていますか。

 

実は、約3割のデータが出ています。

つまり、10人に3人の新卒が3年以内に離職、転職活動を行っているのです。

 

これは、企業にとっても若者にとっても、

キャリア初期に能力形成を行う必要がある若者のための教育を行っているため、

とてもメリットに欠ける状態であると言えます。

 

転職する理由の大半は、

業務を義務感的な感じでこなしているといった、「仕事の満足感が低い」ことです。

 

給与が高くても、仕事に満足ができないと、

継続することがストレスになったり、そのストレスが満足感を得ようと

発散するための遊びに使ったりしてしまいますよね。

 

こういった早期離職には、

「必要なビジネススキルの欠陥」や「生活の不安定」をもたらすなどの

デメリットが発生するのです。

 

そうならないためにも、

自分にあった仕事を選択するための事前準備が必要になると言うわけです。

 

○【転職について】

 

デフレが進行する現在の日本において、

1つの会社で仕事をする、年功序列の会社で働くといった考え方が

変わってきたように思います。

 

フリーランスや、パラレルワークと言われるように、

いろいろな働き方があります。

 

転職をすることが悪いことではなく、

自分にとっての満足感が上がることや、キャリアのための転職であれば、

逆に良いことだってあるのです。

 

常に考えながら働くことが大切です。

 

○【まとめ】

 

・新卒生は、自分にあった仕事を選択するための事前準備をすること。

・仕事の満足感を得られると言うのは、自分にとって何をしている時が充実だと思うかを自己分析し、それに関連する職種を探すと良い。

・転職を希望する人は、働きながら自分の軸を考え、同じ繰り返しにならないようにする。

 

 

本日は、以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた。